最近、「国際」ということばを聞くと、「問題」ということばが、浮かんでしまうようなできごとが続いています。それは残念なことですが、別の面では海外からの人の往来も増え、情報も容易に入り、ぐっと近づいた感じがします。日々の生活の中でも、「共生」ということばをよく耳にします。
  日本語教育に近いところにいると、そのようなことばだけでなく、場面を目の当たりにする機会もより多いのではないでしょうか。
  今回はそのような現場からのお便りもいただき、また、外国語から母語を、異文化から自文化を見つめなおすという声もいただきました。
 毎回思うことですが、寄稿してくださる皆様の「気づき」から、ふと自分を振り返ると、また新たに気づかされることがあります。お一人お一人の「気づき」が共有でき、いろんな「気づき」が共生できる場となるように、HYLTも出来る限り続けていきたいものです。(こ)